衛星データ

NASA FIRMSとは?山火事衛星データの見方・使い方を解説

最終更新: 2026年4月

NASA FIRMS(Fire Information for Resource Management System)は世界中の火災・山火事をリアルタイムで監視する衛星システムです。その仕組みと見方を解説します。

目次
  1. 衛星検知の意味
  2. 人・環境への影響
  3. 過去の事例
  4. 取るべき行動

🛰 衛星検知の意味

VIIRSセンサー(Visible Infrared Imaging Radiometer Suite)は375m分解能で地表の熱を検知。中赤外線と近赤外線のデータを組み合わせてホットスポットを特定します。

FIRMSのデータは発火後3〜12時間で公開されます。NRTデータ(Near Real-Time)は最短3時間での提供が可能です。ただし雲や煙で覆われている場合は検知できないことがあります。

FRP(Fire Radiative Power)とは:衛星から観測した火災の放射エネルギー量(MW単位)。数値が高いほど燃焼規模が大きく、より多くの熱を放出していることを示します。

👤 人・環境への影響

衛星データは直接人の目には見えない夜間や雲の合間の火災も検知できます。

📋 過去の事例

2024年の能登半島地震後、土地の変状とともに発生した小規模火災もFIRMSで記録されました。また2022年のオーストラリア大火では、FIRMSのデータが延焼範囲の推定に活用されました。

✅ 取るべき行動

cocokaji(このサイト)では、FIRMSのAPIを利用して日本全国の火災ホットスポットをリアルタイムで地図表示しています。都道府県別・市区町村別のページで地域の状況を確認できます。

共通の注意事項:山火事を発見したら、まず距離を置いて安全を確保し、119番(消防)または110番(警察)に通報してください。自力での消火は危険です。

📊 FRP区分の目安

FRP(MW)規模感主な火災タイプ
0〜10微小農業焼却・小さな草地火災
10〜50小〜中規模山林火災・延焼中の草地
50〜200大規模活発な山林火災・広域延焼
200以上超大規模数百〜数千haの大規模火災

※FRP値はあくまで目安です。地形・燃料量・気象条件によって実際の危険度は変わります。