コンセントに挿したままのプラグの隙間に、ホコリと湿気がたまって出火する「トラッキング現象」。人がいない部屋・留守中でも起きるため、住宅火災のなかでも特に怖い電気火災です。仕組み・起きやすい場所・前兆サイン・今日からできる予防と掃除のコツをまとめました。
cocokajiはNASAの衛星データで日本全国の大規模火災・山火事をリアルタイム表示します。煙やにおいが気になるときは、まず地図で広域の検知状況をチェックしてください。
ライブ火災マップを開く →トラッキング現象とは、コンセントとプラグの差込部の隙間にたまったホコリが、空気中の湿気を吸って電気を通しやすくなり、プラグの2本の刃(両極)の間で小さな火花(放電)を繰り返す現象です。放電が続くとプラグ表面が炭化(黒い筋=トラック)し、やがて絶縁が壊れて発火します。
定格の電気を正しく使っていても、またスイッチを切っていても、プラグが挿さっているだけで起こり得るのが最大の特徴です。だからこそ「気づいたら燃えていた」という事故につながります。
通常の火災は「火の不始末」など人の行動がきっかけですが、トラッキング現象は人が操作しなくても進行します。ホコリの堆積 → 吸湿 → 微小放電 → 炭化 → 発火という流れが、数か月〜数年かけてゆっくり進むためです。
「長期間プラグを抜かない」「掃除しにくい」「湿気が多い」場所ほど危険です。
| 場所・家電 | 危険な理由 |
|---|---|
| 冷蔵庫の裏 | 常時通電・ほぼ動かさず掃除しないためホコリの温床 |
| 洗濯機・洗面所 | 水まわりで湿気が多く、吸湿しやすい |
| テレビ・AV機器の裏 | 配線が密集しホコリがたまりやすい |
| ベッド・タンスの裏 | 家具で隠れて存在を忘れがち |
| たこ足配線・電源タップ | 差込口が多く、容量超過と相まってリスク増 |
| 熱帯魚の水槽まわり | 水しぶき・湿気が常にある |
発火の前には、次のようなサインが出ることがあります。ひとつでも当てはまれば、すぐにプラグを抜いて点検してください。
プラグを抜き、乾いた布や綿棒で刃の根元と差込口のホコリを拭き取ります。
使っていない機器のプラグは挿しっぱなしにせず抜いておきます。
洗面所・台所・水槽近くは特にこまめに点検します。
絶縁キャップ付き・防止カバー付きの製品に替えると安全性が上がります。
延長コードの定格(1500Wなど)を守り、差込口の使いすぎを避けます。
ホコリの侵入を防ぐ差込口キャップを活用します。
万一の早期発見のため住宅用火災警報器を備え、電池切れを確認します。
コンセントとプラグの隙間にたまったホコリが湿気を吸って電気を通し、プラグの両極間で微小な放電を繰り返して発火する現象です。スイッチを切っていてもプラグが挿さっていれば起こり得ます。
冷蔵庫・洗濯機・テレビの裏や家具の裏など、挿しっぱなしで掃除しない場所、洗面所・台所・水槽まわりなど湿気の多い場所で起きやすくなります。たこ足配線も要注意です。
目安は半年に一度です。プラグを抜いて刃の根元と差込口のホコリを乾いた布で拭き取ります。梅雨や夏など湿度が高い時期に合わせると効果的です。
感電やショートの恐れがあるため、必ずプラグを抜いてから乾いた布で拭いてください。差込口の奥に水分が残らないよう注意します。
本サイトは衛星が検知する高輝度の熱源(山火事・大規模火災)を表示するため、室内の電気火災は表示されません。家庭の火災は消防・自治体の情報を優先してください。