モバイルバッテリーが発火?リチウムイオン電池火災の原因と対処・捨て方

最終更新: 2026年6月

スマホやモバイルバッテリー、加熱式たばこ、電動アシスト自転車などに使われるリチウムイオン電池の発火・火災が全国で急増しています。発火の原因、膨張・発熱時の対処、安全な捨て方、夏の車内放置リスクまでまとめました。

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目次
  1. リチウムイオン電池の火災が増えている理由
  2. 発火の主な原因
  3. 発火の前兆(膨張・発熱・異臭)
  4. 膨張・発熱したときの対処
  5. 安全な捨て方・ゴミ出しルール
  6. 夏の車内放置・高温に注意
  7. 発火を防ぐ7つのポイント
  8. よくある質問

📈 リチウムイオン電池の火災が増えている理由

リチウムイオン電池は小型・軽量で大きな電力を蓄えられるため、スマートフォン・モバイルバッテリー・ワイヤレスイヤホン・加熱式たばこ・電動アシスト自転車・コードレス掃除機など、身の回りのあらゆる製品に使われています。普及が一気に進んだ一方で、製品の経年劣化や粗悪品、誤った廃棄による発火事故も増え続けています。

とくに問題になっているのが、ごみ収集車やごみ処理施設での火災です。燃えないごみや不燃ごみに混ざったリチウムイオン電池が、収集車の圧縮機で押しつぶされて発火する事故が全国で多発しています。

ポイント:リチウムイオン電池は「強い衝撃」「高温」「過充電」「水濡れ」に弱く、内部でショートすると一気に発熱・発火します。いったん燃え始めると消火が難しく、再発火することもあります。

🔥 発火の主な原因

原因具体例
物理的な衝撃・変形落下、踏みつけ、カバンの中での圧迫、ごみ収集車での圧縮
高温環境夏の車内放置、直射日光、ストーブやコンロのそば
過充電・粗悪な充電器非純正・粗悪なケーブル/充電器、長時間の充電しっぱなし
経年劣化・寿命数年使った製品、膨らんだバッテリーの使用継続
水濡れ・浸水水没、結露、濡れた手での扱い
粗悪品・非認証品PSEマークのない格安製品、リコール対象品

とくに、長く使って容量が減ったモバイルバッテリーや、海外通販などで購入した安価な製品は注意が必要です。日本国内で販売されるモバイルバッテリーにはPSEマーク(電気用品安全法)の表示が義務付けられています。購入時はマークの有無を確認しましょう。

⚠️ 発火の前兆(膨張・発熱・異臭)

リチウムイオン電池は、発火する前にいくつかのサインを出すことがあります。次の症状が出たら、使用・充電をすぐに中止してください。

本体が膨らむ
背面が浮く、ケースに入らなくなる、机の上でぐらつく
異常な発熱
充電中・使用中に触れないほど熱い
異臭・煙
甘いような刺激臭、シューという音、白い煙
液漏れ・変色
液がにじむ、外装の変形・変色
膨らんだ電池は「いつ発火してもおかしくない」状態です。穴を開けたり、押し戻したり、分解するのは絶対にやめてください。内部でショートし、その場で激しく発火・破裂する危険があります。

🧯 膨張・発熱したときの対処

1

すぐ使用・充電を中止する

コンセントやケーブルから外し、電源を切ります。これ以上の負荷をかけないことが第一です。

2

燃えやすい物から離す

紙・布・カーテン・布団などから離し、不燃性の場所(金属トレイ・流し台など)に置きます。

3

すでに発火したら大量の水で冷やす

リチウムイオン電池の火災は、可能なら大量の水で継続的に冷やすのが有効とされています。安全が確保できないときは無理をせず避難してください。

4

危険を感じたら119番

炎が広がる・煙が多い・手に負えないと感じたら、すぐに避難して119番通報します。

火災が起きたら:ためらわず119番へ。「火事です」と伝え、住所・燃えているもの(リチウム電池・モバイルバッテリーなど)を落ち着いて伝えてください。詳しくは防災情報を参照。

🗑 安全な捨て方・ゴミ出しルール

不要になったリチウムイオン電池やモバイルバッテリーは、燃えるゴミ・不燃ゴミに絶対に出さないでください。収集車やごみ処理施設での火災原因になります。次のいずれかの方法で処分します。

① 家電量販店・ホームセンターの回収ボックス(JBRC)

リサイクル協力店に設置された「小型充電式電池リサイクルBOX」に入れます。回収拠点はJBRC(一般社団法人JBRC)のサイトで検索できます。端子部分をテープで絶縁してから入れましょう。

② 自治体の回収(小型家電・有害ごみ等)

多くの自治体で、リチウムイオン電池やモバイルバッテリーの専用回収・拠点回収を実施しています。「(自治体名) リチウムイオン電池 回収」で確認してください。

③ 膨張・破損している場合

膨らんでいる・壊れている電池は回収ボックスに入れられないことがあります。その場合は無理に処分せず、自治体やメーカーに個別に相談してください。

絶縁を忘れずに:端子(金属部分)にセロハンテープやビニールテープを貼り、ショートを防いでから持ち込みます。

☀️ 夏の車内放置・高温に注意

夏場、直射日光の当たる車内は60℃以上になることもあります。この高温はリチウムイオン電池にとって非常に危険で、膨張・発火の引き金になります。

夏の防災メモ:気温が高い時期は電池火災だけでなく、たき火・花火・草刈り機の火花による火災も増えます。屋外の火の扱いはたき火のルールもあわせて確認を。

🛡 発火を防ぐ7つのポイント

  1. PSEマーク付き・信頼できるメーカーの製品を選ぶ
  2. 純正または認証された充電器・ケーブルを使う
  3. 充電しっぱなし・寝ながら充電を避ける
  4. 落とした・強くぶつけた電池は使い続けない
  5. 高温・直射日光・水濡れを避けて保管する
  6. 膨らんだ・熱を持つ電池はすぐ使用中止
  7. 不要になったら正しい方法で回収・廃棄する
リコール情報のチェックも:過去にモバイルバッテリーや電動製品の発火リコールが多数出ています。メーカーサイトや消費者庁・NITEの公表情報で、自分の製品が対象になっていないか確認しておくと安心です。

❓ よくある質問

膨らんだモバイルバッテリーはどうすればいい?

使用・充電をすぐ中止し、燃えやすい物から離した安全な場所に置いてください。穴を開けたり押し戻そうとするのは厳禁です。自治体やメーカー、家電量販店・JBRCの回収拠点に相談して処分します。

リチウムイオン電池は燃えるゴミに出していい?

いいえ。燃えるゴミ・不燃ゴミに混ぜると収集車やごみ処理施設で発火する原因になります。多くの自治体では資源回収やJBRCの回収ボックスでの処分が求められます。必ずお住まいの自治体ルールを確認してください。

モバイルバッテリーを車内に放置しても大丈夫?

危険です。夏の車内は高温になり、リチウムイオン電池が膨張・発火するおそれがあります。車内やダッシュボード、直射日光の当たる場所への放置は避けてください。

リチウムイオン電池の火は水で消していい?

リチウムイオン電池の火災は、安全が確保できる範囲で大量の水で冷やし続けるのが有効とされています。ただし炎や煙が大きいときは無理をせず避難し、119番通報してください。

cocokajiの地図にバッテリー火災は表示されますか?

本サイトは衛星が検知する高輝度の熱源(山火事・大規模火災)を表示するため、室内の小規模なバッテリー火災は表示されません。地域の火災は自治体・消防の情報を優先してください。