「今どこで火事が起きているのか」を地図で知りたい——そんなときに使える3種類の地図と、その使い分けを解説します。衛星の熱源マップで何が見えて何が見えないのか、住宅火災を調べるには何を見ればよいのかまで、実際に役立つポイントをまとめました。
火事マップとは、いま火災が起きている場所を地図上で確認できるしくみの総称です。日本には全国の火災を一枚の地図にまとめた公式サービスは存在しないため、実際には目的の異なる3種類の地図を使い分けることになります。
cocokajiのライブ地図は1つ目にあたり、NASAの地球観測衛星が捉えた熱源データ(FIRMS)をもとに、日本国内で検知された火災の位置をほぼリアルタイムで表示します。消防や自治体の発表を待たずに「どのあたりで燃えているか」を把握できるのが最大の利点です。
「火事マップ」を探している方の多くは、近所の建物火災を知りたいケースだと思います。ここは正直にお伝えする必要があります——住宅1軒の火災は、衛星の地図にはほとんど表示されません。
衛星センサー(VIIRS)の解像度は375m四方で、この範囲全体を平均した熱を見ています。住宅火災は燃えている面積が狭いため、周囲の温度に埋もれて検知の基準に届かないのです。逆に、山林火災や大規模な工場火災のように広い面積が高温になる火災は、はっきりと点として現れます。
| 火災の種類 | 衛星での検知 | おすすめの確認方法 |
|---|---|---|
| 住宅・アパートの火災 | ほぼ映らない | 消防の出動情報/SNS |
| 店舗・小規模な工場 | まれに映る | 消防の出動情報+ライブ地図 |
| 大規模な工場・倉庫 | 映ることが多い | ライブ地図+報道 |
| 山林・原野の火災 | よく映る | 山火事リアルタイムマップ |
| 枯草・野焼き | よく映る(誤検知の主因) | ライブ地図で規模を確認 |
地図上の点は「衛星が熱を検知した場所」であり、火災が確定した地点ではありません。次の3つを押さえると精度の高い判断ができます。
FRPは熱源の強さをメガワット単位で表した数値で、大きいほど激しく燃えていることを示します。
| FRP | 目安 | 想定される状況 |
|---|---|---|
| 0〜10 MW | 小規模 | 野焼き・小さな焚き火・工場の熱源など。誤検知も多い |
| 10〜50 MW | 中規模 | まとまった火災。林野火災の可能性が上がる |
| 50 MW〜 | 大規模 | 拡大中の火災。報道・自治体発表と併せて確認 |
1点だけの検知は野焼きや誤検知のことも多い一方、複数の点が線状・面状に広がっている場合は、実際に火が広がっていると考えられます。時間をおいて再確認し、点が増えているか、風下方向へ動いているかを見てください。
地図には直近の検知が表示されますが、点が残っていても既に鎮火している場合があります。検知時刻を見て、何時間前のものかを確認してください。直近24時間の一覧では時刻順に並ぶため、新しい検知を見分けやすくなります。
衛星による火事マップは速報性に優れますが、万能ではありません。次の限界を理解した上で、公式情報と組み合わせて使うことが大切です。
地図に点がない=火災がない、ではありません。避難などの重要な判断は、必ず市区町村の防災情報・消防の発表・気象庁の情報を優先してください。cocokajiは状況把握の補助としてご利用いただくことを想定しています。
「出雲市の火事はどこ」「京都の火事マップ」のように地域を絞って確認したい場合は、都道府県・市区町村ページが便利です。その地域で検知された熱源の状況と履歴をまとめて確認できます。
「山火事マップ」「〇〇県 火事マップ」のように、林野火災や特定エリアを地図で追いたい場合も、使うデータは衛星の熱源マップです。山林火災は燃焼面積が広く高温になるため衛星がはっきり捉えやすく、住宅火災と違って地図が最も力を発揮する分野です。cocokajiのライブ地図と2026年 山火事・林野火災まとめで、全国の検知状況と主な発生地を確認できます。
| 調べたいこと | 見るページ |
|---|---|
| 今どこで山火事が起きているか(全国) | ライブ火災マップ/直近24時間一覧 |
| 2026年に起きた山火事の一覧・場所 | 2026年 山火事一覧 |
| 特定の都道府県の山火事マップ | 下の都道府県リンク → 各ページの地図 |
| 市区町村単位の火事どこマップ | トップから市区町村ページへ |
公式にすべての火災を集約した地図はありません。ただし人工衛星が検知した熱源データを使えば、全国の火災をほぼリアルタイムで地図上に確認できます。cocokajiのライブ地図がこれにあたり、10分〜60分程度の間隔で更新されます。
衛星センサーの解像度は375m四方のため、住宅1軒の火災は熱が埋もれて検知されません。建物火災を調べたい場合は、地図ではなく消防本部が公開している出動情報を確認するのが最短です。
いいえ。地図上の点は「衛星が強い熱を検知した場所」を示すもので、野焼き・工場の熱源・太陽光の反射などが含まれる場合があります。複数の点が線状や面状に連なっている場合は、実際に延焼している可能性が高いと考えられます。
そうとは限りません。衛星は雲の下を観測できないため、曇天や降雨時は実際に燃えていても検知されないことがあります。また衛星が上空を通過するまでのタイムラグもあるため、出火直後は表示されません。
自動では消えません。地図は「熱を検知した」記録を表示するもので、消火されたかどうかは判定していません。検知時刻を確認し、何時間前のものかを見て判断してください。
できます。cocokajiでは全47都道府県と約200の市区町村ごとのページを用意しており、その地域で検知された熱源の状況と履歴を確認できます。
山火事(林野火災)は燃焼面積が広く衛星が捉えやすいため、cocokajiのライブ火災マップで全国の検知状況をほぼリアルタイムに確認できます。過去に起きた山火事の場所は2026年 山火事一覧にまとめています。
都道府県ページ(例:広島県・京都府)または市区町村ページを開くと、その地域に絞った火災検知マップと履歴を確認できます。トップページの地域選択、またはサイトマップからアクセスしてください。