「今どこで山火事が起きているのか」を知りたいとき、人工衛星の熱源データを使えば全国の林野火災をほぼリアルタイムで確認できます。地図の見方、FRPによる規模の読み取り方、そして衛星データの限界まで、実際に役立つポイントをまとめました。
cocokajiのライブ地図は、NASAの地球観測衛星が捉えた熱源データ(FIRMS)をもとに、日本国内で検知された山火事・林野火災の位置をほぼリアルタイムで表示する地図です。人工衛星が上空から地表の熱を直接観測しているため、消防や自治体の発表を待たずに「どのあたりで燃えているか」を把握できます。
地図上の点は「衛星が熱を検知した場所」であり、必ずしも山火事が確定した地点ではありません。以下のポイントを押さえると、精度の高い判断ができます。
FRPは熱源の強さを表す数値(単位:MW)で、大きいほど激しく燃えていることを示します。目安として次のように読み取ります。
| FRP | 目安 | 想定される状況 |
|---|---|---|
| 0〜10 MW | 小規模 | 野焼き・小さな焚き火・工場の熱源など。誤検知も多い |
| 10〜50 MW | 中規模 | まとまった火災。林野火災の可能性が上がる |
| 50 MW〜 | 大規模 | 拡大中の山火事。報道・自治体発表と併せて確認 |
1点だけの検知は野焼きや誤検知のことも多い一方、複数の点が線状・面状に広がっている場合は、実際に火が広がっていると考えられます。時間をおいて再確認し、点が増えているか、風下方向に移動しているかを見てください。
衛星による山火事マップは速報性に優れますが、万能ではありません。次の3つの限界を理解した上で、公式情報と組み合わせて使うことが大切です。
避難などの重要な判断は、必ず市区町村の防災情報・消防の発表・気象庁の情報を優先してください。cocokajiは状況把握の補助としてご利用いただくことを想定しています。
「岡山の山火事」「山口市の山火事」「静岡の山火事リアルタイム」のように地域を絞って確認したい場合は、都道府県ページが便利です。その地域で検知された熱源の履歴と、直近の状況をまとめて確認できます。
日本の林野火災は、空気が乾燥し枯れ草が多い2月〜5月に集中します。とくに3月〜4月は年間発生件数の3〜4割を占め、この時期は地図上の検知数も明らかに増えます。
年ごとの発生状況は2026年の山火事一覧や火災が多い季節のページで詳しく解説しています。
人工衛星が観測した熱源データを使えば、ほぼリアルタイムで確認できます。cocokajiのライブ地図では、NASAの地球観測衛星が検知した日本国内の熱源を地図上に表示しており、10分〜60分程度の間隔で更新されます。
いいえ。地図上の点は「衛星が強い熱を検知した場所」を示すもので、野焼き・工場の熱源・太陽光の反射などが含まれる場合があります。複数の点が線状や面状に連なっている場合は、実際に延焼している可能性が高いと考えられます。
そうとは限りません。衛星は雲の下を観測できないため、曇天や降雨時は実際に燃えていても検知されないことがあります。また衛星が上空を通過するまでのタイムラグもあるため、出火直後は表示されません。
FRP(Fire Radiative Power/火災放射パワー)は熱源の強さをメガワット単位で表した数値です。数値が大きいほど激しく燃えていることを示し、おおむね50MWを超えると大規模な火災が進行中と判断されます。
できます。cocokajiでは47都道府県ごとのページを用意しており、その地域で検知された熱源の状況と履歴を確認できます。市区町村単位のページからさらに絞り込むことも可能です。
2月〜5月に集中し、とくに3月〜4月が最多です。空気が乾燥し枯れ草が多い時期で、野焼きや行楽シーズンの火の使用が重なるためです。年間発生件数の3〜4割がこの時期に集中します。